脂肪肝にタウリンが効くっていうのはホント?

栄養ドリンクに配合されていることで有名なタウリン。含硫アミノ酸の一種で、肝臓や脂肪肝にとっても良い働きをしてくれる成分です。

タウリンという名前こそ有名ですが、どんな食品に含まれているのか。摂取することでどんな効果を期待できるのかなど、分からないことも多いのではないでしょうか。ここで詳しく見ていきましょう。

タウリンとは

栄養ドリンクでお馴染みのタウリン。正式には、「アミノエチルスルホン酸」と言い、含硫アミノ酸というアミノ酸に分類されます。

タウリンは、動物の体内に存在するもので、人間の体内にも、心臓、筋肉、肝臓、腎臓、脳、肺などに存在します。肝臓内では、胆汁酸と結合した形で人体内に存在しています。

タウリンの役割、効果

タウリンの重要な役割のひとつに、「生体恒常性(ホメオスタシス)」というものがあります。これは、身体の状態を一定に保とうとする働きのことで、健康を保つために欠かせないものです。

例えば、血圧を低下させて高血圧を抑える働きや、コレステロール値の上昇抑制。血糖値をコントロールするインスリンの分泌に関与したりと、ホメオスタシスの働きは数多くあります。

タウリンを摂取することは、このホメオスタシスの活性化につながるので、健康の維持や身体機能を保つために有効です。

肝臓に対して期待できる効果

  • 胆汁酸の分泌を促し、肝臓の負担を軽減
  • アルコールの分解をサポート
  • 肝臓に蓄積している中性脂肪の排出を促進
  • 肝細胞の再生力を高める

これらの働きによって、脂肪肝などによって肝機能が低下した状態を助けてくれるのがタウリンです。アルコールの分解を助けたり、肝細胞の再生を促し、ダメージの修復を助け、低下した肝機能の回復を早めるのにも役立ちます。

直接肝臓内の中性脂肪を排出させる効果もあるので、脂肪肝にとって心強い成分であることは間違いありません。

タウリンを含む食品

タウリンは人体内で合成することもできますが、食事から摂取することも大切です。

タウリンの適切な摂取量の目安は、1日500㎎と言われています。これに対して、日本人の平均的な摂取量は100~300mg程度です。

肝臓の健康のためにタウリンを多めに摂りたい場合は、タウリンを多く含む食品を意識して食べるか、サプリを活用する必要があります。

食品 100g当たりの含有量(およそ)
牡蠣 1,100mg
ハマグリ 1,000mg
ホタテ 600mg
タコ 800mg
イカ 700mg
アサリ 300mg
しじみ 100mg

表を見て分かる通り、タウリンは、タコ、イカ、貝類に豊富に含有しています。スーパーで手軽に入手できる食材ばかりですが、毎日の食事から摂ることを考えると、なかなか難しい食品かもしれません。

上記以外にも、魚介類に多く含まれているため、タウリンを摂取したい場合には魚介類を多く食べるようにすると良いでしょう。

効果はあるけど頼り過ぎてはダメ

タウリンは体の調子を整える重要な物質です。血糖値や血圧、コレステロール値などの調整に有効なので、これらの数値が気になっている方は積極的に摂ると良いでしょう。もちろん、肝臓、とくに脂肪肝にも効果的です。

ただ、あまりタウリンに頼りすぎるのもよくありません。タウリンだけ摂取していれば脂肪肝が改善するか。というと、決してそんなことはありません。

正しい食生活や運動による改善が第一。タウリンの摂取は、あくまでも補助ということは忘れてはいけません。生活改善を心がけながら、サポートとしてタウリンを摂るようにしましょう。

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