脂肪肝の悪化を防ぐ!肝臓の負担を減らすお酒の飲み方

脂肪肝になると、治すためにも、悪化を防ぐためにもお酒はなるべく控えなくてはなりません。

しかし、いくらお酒はダメ!と言われても、完全に禁酒するのは難しいもの。そこで、なるべく肝臓に負担をかけないお酒の飲み方について。アルコールと脂肪肝との関係と併せて紹介していきます。

お酒が脂肪を溜めやすくする

アルコールが肝臓で分解される際に、アセトアルデヒドという有害物質が産出されます。これは二日酔いの原因物質として、聞いたことがあるのではないでしょうか。

飲み過ぎなどで、このアセトアルデヒドの分解が間に合わなくなると、肝臓に負担がかかり、大きなダメージを受けます。

また、アルコールの分解の際に、中性脂肪が肝臓に溜まりやすくなります。

これは、肝臓がお酒の分解、解毒に忙しくなるため、その間に摂った脂肪の分解に手が回らなくなるためです。

「アルコールは太らないから大丈夫」と思うかもしれませんが、アルコール自体が脂肪になるのではなく、脂肪がつきやすい状態を作り出すことが問題になります。

アルコール性脂肪肝には禁酒

アルコールが原因で起こる脂肪肝をアルコール性脂肪肝と言います。この治療には、まず禁酒することが一番です。

耳を塞ぎたくなる人が大半だと思いますが、禁酒するだけで脂肪肝が治っていくこともあるほどなので、お酒を減らす努力は、どうしても必要となります。

また、アルコールが原因でない、非アルコール性脂肪肝の場合でも、お酒はなるべく控えましょう。肝機能が低下しているところに、お酒がさらに負担をかけてしまうからです。

お酒とうまく付き合うには

いくらお酒はダメと言われても、お酒を少しだけたしなみたい。仕事の付き合いなどでどうしても飲まなければいけない場合もあると思います。そんなときには、次のことに注意してください。

自分の適量を知る

適度な飲酒量の基準は、成人男性で日本酒で1合、ビールで中ビン1本程度とされています。女性や高齢の方では、これよりも少なくなります。これを大きく超えた飲酒を長期間続けると、脂肪肝になる危険が高まります。

ただし、これはあくまでも目安です。日本人の実に40%以上の人が、遺伝的にアセトアルデヒドをうまく分解できないと言われています。

適量には個人差がありますが、上記基準を目安に飲んで、あとはウーロン茶を飲むなどして対応するのが良いでしょう。

ゆっくり飲む

お酒を飲むスピードによっても、肝臓にかかる負担が違ってきます。

例えば、成人男性が日本酒1合を飲んだ場合、アルコールの分解に約4時間はかかると言われています。速いスピードでどんどん飲んでしまうと、それに比例して肝臓に負担をかけてしまうことになります。

同じ量を飲むにしても、できるだけゆっくり飲むことで、肝臓の負担を減らし、脂肪肝になりにくくすることができます。

つまみを食べながら飲む

空腹状態でお酒を飲むのは肝臓に良くありません。つまみを食べながら飲むことで、肝臓への負担を減らすことができます。

ただし、脂っぽいつまみや、高カロリーなつまみは良くありません。アルコールには食欲増進の効果もあるため、気を付けないとどんどん食べてしまいがちです。あくまでも、良質のつまみを適量食べることです。

特に高たんぱくのおつまみがおすすめです。アルコールの分解の際には、たんぱく質が消費されるからです。

具体的には、下記の食材を使ったツマミがおすすめです。

  • 脂身の少ない肉
  • 豆類(枝豆、豆腐など)
  • 卵料理

休肝日を作る

肝臓はもともと再生能力の高い臓器です。お酒を飲まない休肝日を作ることで、肝臓の回復を助けることができます。

特に、脂肪肝になっていない健康な肝臓の場合、2日間で機能が元に戻ると言われています。脂肪肝の疑いのある人は、少なくとも週に2日間は、意識して休肝日を設けるようにしましょう。

特に女性は注意が必要

性別で比較すると、女性の方がより少量、より短期間の飲酒で脂肪肝になりやすくなります。これは、女性の方が肝臓が小さいということ。そして、女性ホルモンにアルコールの分解を抑えてしまう働きがあるためです。

習慣的に飲む方の場合には、やはり飲む量に注意し、休肝日を設けるなど気を付けていく必要があります。

とにかく、脂肪肝にはお酒はNGです。それを理解した上で、お酒を飲むなら、せめて肝臓の負担を減らしてあげる飲み方を実践するように心がけましょう。

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