やり過ぎ注意!脂肪肝の正しいダイエット方法

食べ過ぎによる脂肪肝を改善するには、食生活の見直しや、食事制限が必要です。簡単に言うと、ダイエットをすることになります。

しかし、張り切り過ぎて、極端なダイエットに走ると、逆に悪化させてしまう危険性もあります。脂肪肝対策のための正しいダイエット方法を見ていきましょう。

非アルコール性脂肪肝になる原因は、高カロリーな食事や運動不足など、生活習慣に問題がある場合がほとんどです。メタボ体質の人に脂肪肝が多いのも、このためとなります。

脂肪肝とメタボは、治療法にも共通点があります。どちらも一番効果的なのは、いわゆる「ダイエット」です。食事制限と運動を定期的に行うことで、症状を大きく改善することができます。

ただし、脂肪肝の治療では、とにかく痩せれば良いというわけではありません。脂肪肝のダイエットは、体重を落とすことよりも、肝臓の脂肪率を落とすことが目標です。また、肝臓の機能が落ちていることも考慮に入れなければなりません。

過剰なダイエットは、逆に脂肪肝を悪化させることにもなりかねません。脂肪肝を治すには、まず正しいダイエット方法を知ることが大事なのです。

ダイエットが原因の脂肪肝もある

脂肪肝は、太っている人だけがなるわけではありません。実は、無理なダイエットが原因で起こる「低栄養性脂肪肝」と呼ばれる脂肪肝もあります。痩せている人でも脂肪肝になるため、注意が必要です。

「炭水化物抜きダイエット」や「野菜(あるいは果物)しか食べないダイエット」など、偏った食事は特に危険です。

肝臓が正常に働くには、たんぱく質が必要です。たんぱく質が不足すると、肝臓に貯蔵されている脂肪をうまく使うことが出来なくなり、さらに肝臓脂肪が溜まりやすい状態になってしまいます。

体重を落とせたとしても、脂肪肝などの病気になってしまったのでは意味がありません。正しいダイエットは、バランスの取れた食事と、運動が基本になります。

食事の注意点

脂肪肝になる人は食べ過ぎであることがほとんど。まずは食べる量を減らすことが大切ですが、食事の内容にも気を配っていきましょう。

炭水化物、糖質の摂取を控える

炭水化物(糖質)は食べ過ぎると脂肪として肝臓に貯蔵されます。近年は脂質よりも糖質の過剰摂取が問題になっています。そのため、摂取カロリーを減らすなら、まず最初に減らしていきたいのが、炭水化物や糖分です。

糖分の塊である甘いものはもちろん、ご飯やパン、パスタといった炭水化物。また、果物に含まれる果糖も控えるようにしていきましょう。

低脂肪・高たんぱくの食事にする

炭水化物や糖分のつぎに控えたいのが脂質です。脂っこいものが好きな人は、意識して摂取量を減らしていきましょう。脂を控えるからといって、肉や魚を食べてはいけないということではありません。

良質なたんぱく質は、肝臓の働きを助けてくれるため、しっかり摂っていく必要があります。そこで、牛肉なら脂の少ない赤身肉。鶏肉はモモ肉よりもムネ肉やササミ。魚は淡白な白身魚から選ぶようにすると、脂質を減らしながら、良質なたんぱく質を補うことが出来ます。

また、豆腐や納豆など、植物性タンパク質もバランス良く食べるようにしましょう。

運動の注意点

1日30分以上、週250分程度の有酸素運動をすると、脂肪肝に効果的と言われています。

しかし、普段ほとんど運動しない人の場合、週250分は現実的ではありません。無理なく行え、継続できるものを選ぶことが成功の秘訣です。

続けやすい運動を選ぶ

水泳は、ひざなど関節への負担が少ないため、普段運動しない人におすすめです。しかし、継続するには、プール施設に通う必要があります。

ウォーキングは、場所を選ばず、いつでも始められる手軽さが魅力です。しかし、雨の日は行えなかったり、一人で歩くだけなので飽きやすいというデメリットがあります。

自分の性格や、生活環境に合ったものを選び、長く続けることが大切です。

無理をしない

肥満体型の方、また長い間運動をしてこなかった方は、ウォーキングなどの軽い運動から始めるのが良いでしょう。いきなり走ったりすると、転んだり、ひざを壊したりといった危険があります。

運動を続ければ、たとえ体重が落ちなくても、肝臓の脂肪は落ちていきます。最初のうちは体重に変化がなくても焦る必要はありません。

生活習慣の改善を目指す

脂肪肝になった原因が生活習慣の問題であることは少なくありません。脂肪肝が治ったとしても、また元の生活に戻ってしまえば、いずれ再発してしまいます。

生活習慣自体を見直して、「脂肪肝にならないような生活」に変えていくのが、一番の脂肪肝対策になります。

そのためにも、極端な食事制限や、無理な運動は禁物です。

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